文楽を堪能す

義母、義姉と三人で文楽鑑賞。義母の希望で前々から義姉がチケットを買っておいてくれたのだ。区の催しなので安価に観ることができる。去年、義母のお祝いに観に行ったのが評判がよく、今年もリクエストされた。ちょっと時間がかかるので、昼前に家出。乗り換え三回。

今回は「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ」と「義経千本桜」。関西で生れた文化なので、台詞は関西弁なのだそうだ。義太夫の語りと三味線をバックに一体の人形に三人。それぞれの役割りがあうんの呼吸で成立している芸術作品である。義経千本桜はほんのさわりだったが、満開の桜の花の下、静御前の鮮やかさには目を見張る。衣装は三回も変え、扇を投げ、それを受けとめる。鼓を打つ手の動きがまたリアルだ。人形業とは思えない。すばらしい。長い年月を経て、洗練されてきた芸術文化、ぜひ継承していってほしいものだ。

その後、タクシーで食事に行く。あてにしていた懐石料理が食べられず、フランス料理に。義母は驚くほどの食欲。たくさんで食べると食が進むようだ。リーズナブルで美味。手作りケーキを土産に買う。

スロースローフードの義母を少し急かせて悪かったが、次の予定があったのです。二回乗り換えてunaのミーティングに。大幅な遅刻。イランに行っていたスタッフが帰国し、元気な顔を見せた。新しいスタッフも参加。スムーズに終了し、特急とタクシーで帰宅。長い一日だったが無事に終わる。